自分さえよければ

「自分さえよければ、それで構わない」と意識して思ったことはない。

でも、どこかで、ふとした時にそう思ってしまっている自分を感じることがある。きっと、理性で押さえているだけで、心の奥底でそう思っているから。

この間、とってもきれいな島に行った。緑の木々や苔、豊かな川、きれいな海。身体中の力が抜けるほど、美しかった。けれど、その島も温暖化や環境汚染等様々な人間の影響を受けていることを知った。「自分さえよければ」とまでは思っていなくても、どこか他人事だった環境問題。それが、自分とはっきりと結びついて危機感を感じた。

気づいたきっかけは、たまたま環境問題だったけど、きっと全ての事柄は、自分にもどこかで繋がっている。廻り回って、戻ってくるかもしれない。

私達の周りで起こっている様々な問題を、他人事ではなく自分事として捉えれば、この世界は良くなっていくのだと思う。

「私くらいが、何かしたって無駄」と思うのではなく、「小さな積み重ねが世界を変えていく」のだと今は思う。

他人事ではなく、自分事として捉える。自分にできることは些細なことだけど、小さなことから大きなことを変えていきたい。